世界を飛び回る仕事をしたい。
学生時代そんなことを考えながら就職活動をしていました。だってカッコよく感じるじゃないですか。スケジュール表見たら出張の予定がびっしりで中国とかアメリカとかドイツとか埋まってたら ww
今の会社は海外企業と仕事をする機会が多く、実際に海外出張に行く機会がたまにあります。学生時代の望みが叶ったと言いたいところですが、ちょっと声を大にして言いたい。
海外出張は面倒くさいし、金のムダ ww
そもそも海外出張は金がかかります。往復の航空券やホテル、出張手当。私の会社はケチなので社員にエコノミークラスしか使わせませんが、それでも格安航空は使わないので欧米の1週間出張で全部込みで約40万円くらいかかります。ビジネスクラスなら60万円くらいかかるでしょう。今はどこの会社も不景気なので40万円かけて出張する必要あんの?というわけです。SkypeやWebexでビデオ会議すればエエヤンと。
それでも海外出張が必要になるケースはどうしても出てきます。一つは新規顧客の対面営業。これは出張せざるをえないでしょう。見たことも聞いたこともない会社が営業したいといってWebexで電話会議しようとか言い出しても、「おまえ誰だよ ww」となるので。またはハード面のサービスが必要な時。海外の客に納入した機械が壊れたから修理しに来てくれと言われたら、出張せざるをえないですよね。
一番問題なケースは、取引先がクソ過ぎてメールや電話してもまったく埒があかないから、相手の会社に乗り込んで解決を図る。これが最も面倒くさく、モチベーションも上がらず、そして金の無駄な出張なんです ww いや、実際にあるんですよ、こういうケースって ww こういう出張は議題の準備・移動・ミーティング・会社への報告・ミーティング後のフォローアップなど全てが無駄なんです。だってそのクソな取引先がやるべきことをやっていれば防げた出費だからです。
というわけで海外出張にも意味のある出張と、本来不要な出張の2通りがあるのです。もし「海外を飛び回って働いている」と言う人がいれば、実際出張して何をやってるか聞いてみましょう。もしかしたら、私のように本来不要な出張をシャアナシでやっているだけの人が意外に多いかもしれません。そうであれば会社が無駄に金を垂れ流していることになります。
本来やる必要がない出張をやっているということは、出張がなければできた他のたくさんのことを後回しにしたり、他の人に残業してやってもらったりすることになるのです。移動に時間がかかる海外出張をすると、間違いなく生産性が落ちることは忘れてはいけませんね。
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