チャンドラです。
私はインデックス・ファンドに投資しています。
私のポートフォリオの大部分は米国株式で、米国S&P500が投資先です。
米国S&P500の長期的な利回りは約7%と言われています。
100万円を投資して30年間運用し続ければ、複利の効果で760万円にもなります。
しかも、ほったらかしておくだけで。
最近は、この「ほったらかしておくだけ」というのが、インデックス投資の一番の利点なのだと思っています。
ほったらかすだけのインデックス投資に対して、高配当株式に集中的に投資するという手法があります。
ジェレミー・シーゲル氏の「株式投資の未来 – 永続する会社が本当の利益をもたらす」で紹介されている高配当株式投資戦略です。
シーゲル氏の検証によると次の結果が分かったそうです。
1957年12月末日、S&P500のインデックス・ファンドを1000ドル買った投資家は、2003年末日、累積リターンが13万768ドルとなっている。年率は11.19%だ・・・
S&P500ではなく、配当利回り上位20%だけを年末ごとに買った場合、2003年末の累積リターンは46万2750ドルとなった。S&P500の場合の約3倍以上だ・・・
インデックスに投資するだけで年率11%は驚異的な数字です。
でも配当が高い銘柄だけに集中すれば、高い配当にも複利の効果がかかって、インデックス投資よりもさらに高い利益を上げることができるというわけです。
過去46年間の累積リターンに3倍もの差が出るのです。驚きですよね。
では高配当の銘柄に集中投資するかといえば、私は躊躇してしまいました。
色々調べて次の銘柄のどれかに投資してみようかとも考えました。
AT&T
アルトリア・グループ
IBM
エクソン・モービル
シェブロン
コカ・コーラ
ペプシコ
プロクター・アンド・ギャンブル
ジョンソン・アンド・ジョンソン
マクドナルド
フィリップ・モリス
ベライゾン・コミュニケーションズ
ファイザー
ロイヤル・ダッチ・シェル
でも、できませんでした。
個別銘柄に投資する場合は、次のことを考えないといけません。
いつ、どの株を、どれだけ買うか
いつ、どの株を、どれだけ売るか
例えばコカ・コーラの株を買いたいとすると、
「今、コカ・コーラを買うべきなのか」
「買うのなら何株買うか」
「いや、今ならファイザーの方が割安だからファイザーにするべきか」
「でもファイザーは配当が下がるそうな気もするな」
「じゃあエクソン・モービルを買おうか」
「でも原油の値段が下がっているので株価も配当も下がるかも」
「じゃあ結局、どれを買えばいいんだ!」
「思い付きで買って損したら嫌だから、やっぱり買うのはやめておこう」
私のような臆病者は、選択肢が多ければ多いほど悩んでしまいます。
汗水たらして働いたお金を投資するわけですからね。
個別株投資に比べてインデックス投資は楽です。
米国株に毎月5万円を30年間投資する、と1つ決断さえすれば、それを続ければいいだけなので。
配当金で資産が増えるのは魅力的ですが、米国株の場合は2重課税がかかるので、これも考えるとインデックス投資と比べると運用成績はあまり変わらないかもしれません。(計算してませんが)
株式投資も考えることが多い方が面白いですが、本業が忙しいので株式投資にそこまで時間を割けません。
個別株の株価の動きにヒヤヒヤして、売ろうか買おうか悩んでしまうより、
よりストレスが小さいインデックス投資の方が私には向いています。
インデックス投資で資産が増えて、余裕が出てきたら個別株投資にもチャレンジする日が来るかもしれません。
今現在は封印しておきます。
それでは。
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