資産運用

インデックスファンドより成績が劣るアクティブファンドは恥ではないか?

投稿日:2020年5月26日 更新日:




 

日経平均株価や米国S&P500などの指数に連動するように運用されるのがインデックス・ファンド。それに対して、ファンドマネージャーが投資する銘柄やその割合を決定して運用するファンドがアクティブ・ファンドです。

 

ほとんどのアクティブ・ファンドはインデックス・ファンドよりも信託報酬(ファンドを運用・管理するために投資家が支払う手数料)は高い。何故なら、アクティブ・ファンドの存在意義は市場平均を上回るリターンを得ることなので、それを達成するためにファンドマネージャーが金融市場の調査や銘柄分析などを行うことに対して投資家が手数料を払うわけです。

引用:PICTET

ちょっと言い方を変えてみます。投資家は投資に対するリターンが欲しいわけなので、一番手っ取り早くリターンを得ることができるインデックス・ファンドに投資すればいいわけです。でも、その投資家はもっと大きなリターンが欲しい。そこで、自分で銘柄分析をする代わりに、大きな手数料を支払ってアクティブ・ファンドに投資をします。手数料はファンドマネージャーのスキルとノウハウに対して支払う。

 

そのアクティブ・ファンドの運用成績がインデックス・ファンドよりも劣るとしたらどうか?投資家はプロに高い金を支払っているのに、その分の仕事をしてもらっていないということになるので、お金をドブに捨てていると言えます。

 

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投資家がインデックス・ファンドではなくアクティブ・ファンドを選択した結果、インデックスに劣るリターンしか得られないのは、アクティブを選んだ投資家にも責任はあるでしょう。ですがそれ以前に、アクティブファンドの存在意義である市場平均を超えるリターンが達成できていないという時点で、ファンドマネージャーは自分の仕事してなくない?と思いませんか?もちろん高いリターンを出すのは至難の業なのでしょうが、それを投資家に期待させて金をもらっているのだから。

 

素人でも達成できる以上の結果を期待してプロに金を払うのに、インデックスに劣る結果しか出せないアクティブは、言葉は悪いですが、恥だと思います。自分で料理するよりマズイ飯を出すレストラン、それも高い金をとるレストランがあれば「なんで?」と思いますよね?それと同じです。

 

もう少し言うと、アクティブ・ファンドの存在意義は「市場平均を超える成績」ではなくて、「市場平均+高い手数料、を超える成績」でしょう。つまり市場平均のリターンが5%、アクティブのリターンが仮に信託報酬2%として、合計7%以上のリターンを出してはじめて、投資家が得る正味のリターンは市場平均を超えるというわけです。

 

ウォール街のランダム・ウォーカーによると、市場平均を下回るアクティブの割合は2/3だそうです。時代が変わればその割合は変わるでしょうが、プロとしての仕事ができていない割合が2/3もあるというのは、冷静に考えると恐ろしい業界です。先ほどの例えを出すと、初心者が自分で料理するよりも不味いレストランが何十万店舗もあるという状態です ww

私なら「良質な」残り1/3のファンドを「投資は自己責任」の元で探し出す自信はないので、インデックス投資一択ですね。ちょっとアクティブに手を出す勇気はありません ww

アクティブ・ファンド全体の三分の二は市場インデックス・ファンドを下回り、また残る三分の一もたまたまある期間は勝っても、勝ち続けるケースは稀なのだ。

ウォール街のランダム・ウォーカー

 

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都内在住の30代サラリーマンです。このブログではインデックス投資の利点、運用成績、運用シミュレーションや金融工学の記事を公開していきます。

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