最近思うのは「収入が不安定なのが生活において一番の恐怖なのではないか?」ということ。
ある意味当たり前のことなのですが、メディアなどで安易にFIREを推奨する風潮を見てると、こういう当たり前の考えが頭に浮かんできます。
私の計算結果によると「40代、資産6000万ぽっちでFIREするのは安全ではない」。なぜ「安全ではない」という曖昧な表現なのかというと、資産がゼロになるかどうかは、FIRE後に生きる年数・FIRE後の収入・生活費に依存するからです。
ちなみに、FIRE後に生きる年数=30年、FIRE後の収入=0円、生活費=20万円/月 であれば、破産確率は23%です。
23%は意外に低く感じるかもしれませんが、支出の増加 (仕事が無くなってヒマなので生活費増加、それまで所属企業が払ってくれていた社会保険料増加)を考慮すると、破産確率はもう少し上がるでしょう。
これは数字の話ですが、私がもっと重要視するのが心理面です。社畜マインド全開であえて言うと、所属企業からもらえる安定した収入は、(物質・心理両面で) 安定した生活を営む上で決定的に重要ではないかと思うんです。
リスク資産に投資するのはリスクが存在するのを認めて投資をしているわけであって、なぜリスクを取れるのかと言えば、安定した収入があるから。
一番怖いのは株価下落時です。収入がゼロだと、株価下落時には資産が激減する景色が如実に表れます。仮に運用結果がマイナス250万だった場合、製年間生活費も250万だったとしてトータルはマイナス500万です。これに耐えれるか?って話です。
会社辞めたら生活費増える、社会保険料自己負担、株価下落時の資産減少スピード増、と悪いこと尽くしですが、これらをMitigateするには「収入の安定化」しかないです。言うは易しですが。。。
参考記事: