資産運用

老後資金のためにいくら貯金すればいいか簡単に計算する方法

投稿日:2019年1月8日 更新日:

 

 

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チャンドラです。

 

老後に必要な資金を確保するために、いったいどれだけ貯蓄すればいいのでしょうか?

現役時代に手取りの何%を貯蓄にまわせばいいかを計算できる式を紹介します。このウェブサイトを参考にしました。

以下の2つのケースで計算してみます。

1. 物価上昇率(インフレ率)と運用利回りが等しい場合

2. 運用利回りが物価上昇率を超える場合

 

※退職金を前払いで受け取って運用することを前提としています。

 




 

ケース1:運用利回り = 物価上昇率

 

物価の上昇率(インフレ率)と手持ち資金の運用利回りが同じだと仮定します。

 

Y:今後の手取り(円) ※一定と仮定

a:残りの現役期間(年)

b:老後期間(年)

S:貯蓄率(0 < S < 1)

x:係数(老後の生活費は現役時代のx倍)

P:年金(円)

A:今持っている資産(円)

 

すると毎月の手取りのうち何%を貯蓄にまわす必要があるか(S)を計算することができます。Sは下の式で表すことができます。

 

では現時点で手元資金が300万円ある32歳の会社員の必要貯蓄率(S)を計算してみます。前提は次の通りです。

 

Y:400万円(手取り)

a:33年(定年65歳まで働く)

b:30年(95歳まで生きる)

S:貯蓄率(0 < S < 1)

x:0.8(老後の生活費は現役時代の0.8倍)

P:150万円(毎年受け取る年金)

A:300万円(32歳時点での手元資金)

 

これらの値を先ほどの式に代入するとSは次のように計算できます。

 

S = 21.0 %

 

つまり現在の手取りの21%を貯蓄にまわすと、老後の生活費をまかなえることが分かりました。

 

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ケース2:運用利回り > 物価上昇率

 

次に運用利回りがインフレ率よりも大きいと仮定します。その差を実質利回りと言います。

 

i:実質利回り(%)(運用利回り – インフレ率)

 

i 以外は前述の変数を用います。するとSは下の式で表すことができます。

 

 

インフレ率を1%、運用利回りを3%と仮定すると i = 2%です。

これと前述の各変数の値を代入すると、

 

S = 16.1 %

 

つまり現在の手取りの16.1%を貯蓄にまわすと、老後の生活費をまかなえることが分かりました。

 

実質利回り0%で運用した場合:S=21.0%

実質利回り2%で運用した場合:S=16.1%

 

つまり手持ち資金と貯蓄額を運用すると、貯蓄にまわす額を約5%少なくできることが分かりました。

 

おまけです。32歳時点の手元資金 (A)と必要貯蓄率 (S)の関係を表したのが下のグラフです。

 

 

A=300万円ではS=16.1%ですが、A=1000万円ではS=11.3%まで下がります。

A=2000万円ならS=4.5%です。

つまり32歳まで頑張って貯めて運用しておけば、32歳以降は貯蓄にまわす金額をかなり抑えられることが分かります。

従って、子供により質の高い教育を受けさせたい、とか子供のためにいい環境の家に住みたい、と考えるならば、独身時代に節約して運用しておくことが必要です。

 

 

まとめ

 

老後に必要な資金を確保するために、手取りの何%を貯蓄にまわせばいいのかを計算できる式を紹介しました。

20%かな、10%かな、とぼんやり考えるより数字でバシッと出した方が現実を見れます。ぜひ計算してみてください。

 

それでは。

 

 

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チャンドラです。

都内在住の30代前半サラリーマンです。6年間で貯めた2000万円を元手にインデックス投資を始めました。このブログでは資産運用の方針、運用成績、家計簿、節約生活を赤裸々に公開しています。

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