好調なハイテク株に引きずられて米国株式指数は絶好調。S&P500もナスダックも過去最高値を更新。止まる気配がありません。どうせならハイテクに特化したQQQに投資してみたい気にもなります。またはレバレッジETFにも。
いやいや、待て待てと。初心を忘れてはいけません。
全然話が変わりますが、あなたが道を歩いていて、横断歩道で歩行者信号が赤の時ってどうしますか?もちろん信号が青に変わるのを待つでしょう。
では車が全然来る気配がなくて、横にいるオッサンが赤信号なのに渡りだしたら?赤信号は「止まれ」だと分かっていてはいても、オッサンに吊られて渡ってしまいそうです。だって車が全然来ないんだから。馬鹿正直に青に変わるのを待つのは時間の無駄でしょう。
これって、なんだか投資スタイルに似てると思うんですよね。どんな状況でも自分の投資スタイルを貫くのか?それとも状況に応じてスタイルを変えるのか?
これって、なんだか投資スタイルに似てると思います。どんな状況でも自分の投資スタイルを貫くのか?それとも状況に応じてスタイルを変えるのか?
車が来る気配がないのに馬鹿正直に信号が青に変わるのをひたすら待つ。これはルールを守り続けるという観点で、「決めた投資方法を変えずに貫き通す」と同じです。
一方で、車が来ないなら信号が変わるのを待たずとも渡ってしまえばいいではないか。ルールはルールだが馬鹿正直に従うのは要領が悪い証拠だ。臨機応変に対応してこそ時間を効率に使う秘訣だ。これは、「状況に応じて投資スタイルを変える」に対応しますね。
私の投資スタイルは「何があってもS&P500のインデックス・ファンドへの投資を貫き通す」です。これは「赤信号では絶対に止まる」と同じです。
いや、別に他のファンドにも手を出してみればいいじゃないか、とも言えるのですが、それができないんですよね。私が愛読する「投資の大原則」の金言、
市場全体に対するコストの低い「インデックス・ファンド」を資産タイプごとに選ぶことで分散を図る。自分の決めた投資方法を守り、市場の値上がりや値下げは気にかけない。
を額に飾ってしまった以上、これを変更することはできないんです。そこにはルールを破ったがために起きる損失が怖い、という気持ちがあるのです。赤信号では止まるというルールを破った結果、そのルール破りが習慣化し、ある日猛スピードで走ってきたトラックに轢き殺される。それが怖いんです。
まあ、ハイテクが好調ならナスダックには劣れどもS&P500も上昇するわけです。つまり、この上昇相場でナスダックに投資しないことによる機会損失は、ナスダックの上昇分とS&P500の差分だけでしょう。つまり莫大な損失というわけではない。
ハイテクに偏ったポートフォリオで冒険していつかトラックで轢き殺されるのなら、やはりこれまで通り分散が効いたS&P500で貫き通す方がいいな、と思うわけです。
いつか他セクターが息を吹き返す日を楽しみにしたいですしね。
と、ここまで書いて予約投稿していたのですが、昨ナスダックが5%下げましたね。怖い怖いww
再掲。
市場全体に対するコストの低い「インデックス・ファンド」を資産タイプごとに選ぶことで分散を図る。自分の決めた投資方法を守り、市場の値上がりや値下げは気にかけない。