トウシルの記事から引用。
まず皆さんにしっかり理解していただきたい重要な点があります。それは、「配当利回りが高い=オトク」では決してないということです。・・・
これは配当金についても同じことで、「配当利回りが5%もあってオトクだ!」ではなく、「なぜ配当利回りが5%もあるのに、株価が上昇しないのか?」と疑問に思わなければなりません。
もし配当利回りが5%あり、その利回りが今後もずっと続くという株があれば、それは極めて有利な投資対象になります。特に昨今の超低金利の状況なら、配当利回りが2.5%程度になるまで、つまり株価が今の2倍になるくらい買われても、おかしくはありません。
ところが、配当利回りが5%を超える銘柄の中には、逆に株価が下がり続けているようなものも珍しくありません。もしも今後ずっと、5%の配当利回りが確保できるのなら、株価が下がり続ける…ことはないはずです。
要は、配当利回りが5%を超えているような銘柄は、「将来、業績悪化などで配当金が減らされるリスクが高い」とプロ投資家は見ているわけです。
・・・
配当利回りがかなり高い銘柄に投資する場合、失敗するとダブルパンチのダメージを受けてしまう可能性が高いので、十分注意してください。
なぜなら、配当利回りが高い銘柄は、大きな額の配当金を受け取れることが魅力となって株価が形成されています。
そうした状況で、業績悪化により配当金が減らされると、まず業績悪化により株が売られ、さらに配当金が減らされることで株が売られるという二重のダメージを受けることになってしまうのです。
高配当株投資に関する私の考えは、若い頃の資産形成時期にやるのは問題外、引退して配当金生活するのならまだOK。
そもそも高配当株は成長しにくいわけで、成長しにくいからこそ高い配当を出しているわけです。
いやいや成長しなくたって配当が4%出れば4%成長と同じでしょ?というのは当然ながら正しくありません。配当金を受領すればそこには20%の税金がかかるから。
下のグラフは、毎年4%成長する株、配当4%の株に再投資、配当4%の株に再投資なしを比較したもの。
配当株はゼロ成長と仮定している点で少し恣意的なのは脇に置くとして、税金引かれたらこんなに損するのがよく分かります。
年平均4%程度の成長が見込めるインデックス投資でも現金化すれば税金はかかります。
ただしインデックスの場合は、途中で現金化しなければ税金はかからないので複利効果を活かせます。
資産形成時期は現金化せずにひたすら積立てていくべき。だから資産増加分 (=配当)に課税される高配当株への投資は長期投資に向かないと思うのです。
あとは、減配リスクもありますね。
全然いいところないな・・・。
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