最近Youtubeを見てると、「ハゲはキモくてもてません。そんなハゲのあなたにとっておきの育毛剤があるんです」的な広告がやたらと出てきます。
まあ、私も薄毛になってきましたし、ハゲの方がモテにくいのは事実なんでしょう。私のハゲている友人ですでに結婚した人がいるのですが、「結婚した後ならハゲても問題ない。嫁は見た目なんて気にしないからな」とドヤ顔で言ってましたね ww
あまりにハゲはモテないだの、キモイだの広告が多すぎて不快極まりないのですが、ある広告を間違えてクリックしてしまったんですよ。で、出てきたのが「ファーサ」という商品で、ウリがマイクロニードルを使ってる点なんです。下の引用は宣伝文句。
ファーサはマイクロニードルという画びょうの千分の1の小さな針を毛穴と毛の間に入り込ませ育毛成分を直接注入し、なんと!血流と交わる頭皮の角質層にまで浸透させる事ができるんです!
で、まず思うのが、マイクロニードルが髪と頭皮の隙間に入り込む、というのが本当かよ wwと。
このマイクロニードルの突起の高さはマイクロ (=1/1000ミリ)というからには相当小さいのでしょう。こういう突起が小さいものを髪の毛が薄いところに押し付けて、本当に毛穴に入るとは想像しにくい。
髪の毛の太さは0.1mmなので、このマイクロニードルがついたパッチを頭皮に押し当てたときに髪が挟まっていたら、もうその時点で針は毛穴に届かないはずなんです。
そして毛穴の分布。毛穴は1cm2に約70本生えているそうですが、その分布を観察せずにテキトーにパッチをポンと当てるだけで、針が毛穴の位置にピッタリ入るものでしょうか?
針が1cm2当たり1万本とか相当ミッチリ集積していない限り、毛を増やしたいところにポンとあてて、ピンポイントで針が毛穴に入るとは思いにくい。
あとは毛穴って素人がシャンプーしただけでは、汚れをしっかり取りにくいが故に、不潔になってハゲやすいというのが有力な説だったと思います。つまり普通のシャンプーしただけでは、毛穴に汚れが溜まっている。
ということは仮にいくら針を細くしても、毛穴の汚れが邪魔して針が毛穴に刺さらないと思うんですよね。
確かに毛穴に薬剤を毛根に届ければ毛が生えるというのは説得力があるし、効果もあるのでしょうが、マイクロニードルが髪と毛穴の間に入り込むというのは、ちょっと眉唾ですね。
まあ針が毛穴に刺さろうが刺さるまいが、それは本質ではなくて、結果的に毛が生えればどっちでもいいんですけどね ww