書評

読んでよかった本10冊を紹介 | 投資・仕事・小説 | 2018年度版

投稿日:2018年12月31日 更新日:

 

 

チャンドラです。

 

私が2018年に読んでよかった本を紹介します。新書、古典、色々あります。

内訳は次の通りです。

 

投資関係:3冊

仕事関係:4冊

小説:3冊

 

 




 

 

投資関係

 

 

超簡単 お金の運用術

 

 

本書を読んで初めてインデックス投資の存在を知りました。そしてインデックス投資を通して世界中の企業に投資ができること、証券会社の窓口に行かなくてもネット証券で簡単に購入できること、手数料が安いことを知りました。そしてNISAや確定拠出年金制度をフル活用すれば節税にもなることを知りました。お金をどう運用すればいいかをとても切れ味良く説明する本書は私にとって学ぶべきものがとても多く、本書を手に取って本当によかったと思っています。

 

 

ウォール街のランダム・ウォーカー 

 

 

米国投資に詳し方なら誰でも知っている古典です。本書はアクティブ・ファンドに投資するよりもインデックス・ファンドに長期で投資する方が大きなリターンを得ることができることを豊富な事例を通して証明しています。本書を読んでS&P500に投資すれば長期的には高リターンが期待できること、そして他の先進国や新興国の株価を組み入れて国際分散投資することでリスクをさらに引き下げることができることを知りました。

 

 

積立投資の全て

 

 

本書は毎月一定金額を長期間積み立てることで、期間中の株価の変動が最終的な総資産にどのように影響するかを色々とシミュレーションした結果を示してくれます。そして一時的な株価の下落はボーナス期間であり、将来的に株価が上昇するなら高い確率で資産を増やすことができることも示してくれます。株価が下がった時でも積み立てを止めず、逆に購入株数を増やせるボーナス期間だとポジティブにとらえる精神力を与えてくれたとてもいい本です。

 

ここで紹介した3冊は過去記事でも紹介しています:

「投資は怖い」と考えていた私がインデックス投資を始めた理由

 

 

仕事関係

 

 

最難関のリーダーシップ ― 変革をやり遂げる意志とスキル

 

 

少人数ながらも部下(日本人・外国人)をまとめてチームを率いていく立場になったので「リーダーシップ」とは何かを学びたく本書を手に取りました。本書のキーワードは「アダプティブ・リーダーシップ」です。「アダプティブ・リーダーシップ」は過去の成功体験では解決できない課題に、当事者たちの行動様式や価値観を適応させて対処していく力を作り出し、まとめていくリーダーシップです。私の業務内容も様々な外乱(世界経済の変化・顧客要求の変化・遂行体制の変化)により年々やり方を変えていかなければ、そしてやり方を変えることを部下に理解させなければいけない状態にあります。どのように自分を変えるか、相手を変えるか、についてヒントを与えてくれる良書です。

 

 

好きなようにしてください

 

 

本書は進路に悩む就活生やキャリアパスに悩む社会人のお悩み相談に回答していく形式で構成されています。大企業とベンチャーのどちらに行くべきか、転職するべきか社内に残るべきか、子供を海外に留学させるべきか、など。そのどれに対する回答も「好きなようにしてください」なのですが、そこに著者の「働くこと」に対する考え方が展開されます。それがとにかく面白いです。浅い面白さではなく、深い面白さがあります。著者がほとんどの相談者に対して問いかけることは「何故迷っているのか?その根底にある価値観は何か?」です。自分ならなんて答えるか考えさせられました。(浅い答えなら自分も相談者と同類ってことだし。。。)

著者の相談者への回答の中で(他にもあるけど)1つだけ心に残った言葉を抜粋します。「人が勉強する目的は究極的には1つだけだと僕は考えています。自分の頭で考え、自分の考えを持ち、それを自分の言葉で表明する、これに尽きる…もっとあっさり言えば教養です。」

 

 

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

 

 

仕事・お金・人間関係・病気、人が持つ悩みは今も昔も変わりません。これらの悩みに一生かけて取り組み続けて答えを出してきたのが哲学者です。本書はその哲学者たちの言葉を紹介しています。人が持つ悩みは年齢によっても変わってきます。その時々で何回も手に取って見返したい本です。

 

 

マキャベリ語録

 

 

「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」と言い切ったマキャベリを初めて知った頃(10年くらい前)は衝撃を受けました。仕事で人間関係や物事を前に進めていくことの難しさを感じてきたころにもう一度マキャベリを読みたいと思って手に取った本です。本書はマキャベリの言葉を抜粋した本です。

私が好きな言葉を2つだけ紹介します。

「古今東西、人間というものは、自分自身のもちものと名誉さえ奪われなければ、意外と不満なく生きてきたのだ…君主たる者、航行中の船が暗礁に注意するのと同じ気持ちで…そして、自分の行うことが、偉大であり、勇敢であり、真剣で確固とした意志に基づいていると見えるよう、努めなければならないのだ。」

「誰でも、なるべくならば容易に物事を処理したいと願うものである。だが同じことでもたやすく実現できる人と、大変な苦労をした末にしか実現できない者に分かれるのも事実であろる…なんでもかんでも、全力投球さえすれば成功するとは限らないのだ。」

「情熱を見せれば人はついてくる」とか「努力すれば夢はかなう」とか綺麗な言葉より、私は人間の本質を捉えたこれらの現実的な言葉の方が重みがあって好きです。

 

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小説

 

 

満州国演義シリーズ

 

 

私がこれまで読んできたなかで最高の小説です。戦争に翻弄される人々という骨太な題材と緻密なストーリー、個性的な登場人物たち、生々しい感情の表現、すべてにハラハラさせられます。奉天総領事館の外務官の太郎、馬賊の次郎、関東軍の軍人三郎、プー太郎(後にジャーナリスト)の四郎が見た張作霖爆殺から日本の太平洋戦争降伏までの満州を描いた作品です。領土拡張のための工作を着々と進める関東軍、関東軍の暴走を止められない日本政府、満州になだれ込み翻弄される日本人移民、関東軍に対抗する中国国民党・共産党・朝鮮人民革命軍、ソ連軍、謎の宗教団体や秘密結社、ユダヤ人やインド独立工作員、など様々な団体の理想・陰謀・野望がひたすら描かれます。本書は舟戸与一氏の遺作です。最高の小説をこの世に残してくれてありがとうございます。ご冥福をお祈りしています。

 

 

新・平家物語

 

 

平家の勃興から滅亡までを描いた傑作です。源氏物語や平家物語は退屈だと決めつけていましたが、この吉川英治氏の新・平家物語は別です。奢れる平家と復讐のシナリオを着々と描く源氏、巧みな政治力で平家と源氏を相手する後白河法皇、翻弄しながらも必死に生きようとする庶民が描かれます。個人的に涙したシーンは鞍馬山を抜け出した若き牛若丸が幼児の頃に生き分かれた母に再会するシーンです。

 

 

動物農場

 

 

カバーのブタのニンマリ笑った顔がムカつきます(笑)。それもその通りで本書は動物たちが人間の牧場主を追い出した後ブタが独裁者となる農場の話です。旧ソ連の権力闘争を風刺した本だと思います。共産主義国家に住んでいなくてもこの本から得られる教訓は多いです。例えば動物たちが皆で決めた掟がブタによって書き換えられていく。そして動物たちは違和感を感じつつもそれを受け入れてしまうシーン。いつの間にか憲法が変えられたり消費税が上がっていくのと似ているような気がします。ルールは権力者に簡単に変えられてしまう、だから自分たちの権利は自分たちで守らなければいけないと感じました。

 

以上、私が今年読んでよかった本の紹介でした。

 

それでは。

 

 

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チャンドラです。

東京在住の30代前半会社員でエンジニアとして働いています。エリート外国人のお客さん相手に日々奮闘中。6年間で貯めた2000万円を元手にインデックス投資を始めました。

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