ギャンブル依存症が生まれる理由とは?カジノやメーカーの巧妙な戦略という記事が面白かったので引用。
最近のスロットマシンは「もう少しでジャックポット寸前」「絵柄が揃いそうで揃わない」という巧みな演出をすることで、プレイヤーに「ものすごくおしかった。もしかしたらもうすぐ当たるかもしれない」という心理的な影響を与え、プレイさせ続けるように設計されています。
また、「もう少しで大当たりだった」というスロットマシンの演出が起こったとき、人間の脳内では「大当たりしたときとほとんど同じ反応」が発生し、プレイヤーは「負けた」というよりもむしろ「勝った」と感じてしまいます。
ビデオスロットやポーカーマシンが依存症に陥りやすいギャンブルである理由の1つとしてスピード性があげられます。ビデオスロットやポーカーマシンは1回のプレイ時間が数秒ほどで、次から次へと止まらずにプレイできるのですが、この短いプレイ時間はプレイヤーに「もうやめようかな」と考える暇を与えずに、プレイさせ続けるのに貢献しているとのこと。
また、数秒というスピードでプレイし続けると、プレイヤーは仮死状態のような「特殊なゾーン」に入る、と専門家は言います。このゾーンに入ってしまうと、プレイヤーは悩みごとや過去のトラウマといったことを忘れ、時には何十時間もプレイし続けることがあり、食事をとらなかったり子どもを自動車に放置しっぱなしになったりという問題を生み出す原因になることもあります。
カジノはパトロンが「もうそろそろ限界だ。やめよう」と感じるポイントを熟知していて、これは「ペインポイント」と呼ばれています。パトロンの動きをカジノ内でトラッキングし、パトロンが「大きく負け越したとき」や「持ちチップがゼロに近いとき」といったペインポイントに到達しそうな時には、フリークレジットやドリンク、レストランでの食事をオファーするとのこと。時には「勝って取り戻せますよ」と話しかけることもあるとか。この戦略は、イライラしたお客さんがパトロンの周囲でマシンを殴ったり、文句を言ったりして、パトロンのモチベーションを下げそうなときにも有効的だそうです。
カジノって怖いな ww
よく投資がギャンブルか否かのような議論が出てくるのを思い出した。
私が思うに、元記事で紹介されたような人をスロットマシンに張り付けておくような巧妙な人為的な仕組みが存在するのなら、それはギャンブル。
そうでなくて、単に様々な要因で価格が変動するだけで相場から出るも入るも完全に自由なら、それはギャンブルではない。
と言ってもいいように思います。
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