私がインデックス投資を始めたキッカケは「ほったらかし投資術」。著者の山崎元氏はトウシルで色々コラムを書いているんですが、なかなか面白くて勉強になるんです。
「「合理的へそ曲がり」の精神についての私的メモ」という記事から引用。
株式でのポートフォリオ運用を始めるにあたって、筆者は、初心者向きの入門書から当時は少なかった投資の教科書まで含めて株式投資に関連する本を数十冊読んだが、本よりも参考になったのが、同僚(9割以上が先輩)のファンドマネージャー及びアナリスト諸氏の行動とその結果だった。
筆者が勤めた投信会社は、当時業界最大手だったし、何よりも親会社が最大手の証券会社であったから、アナリスト、ストラテジストなどの手になる情報が豊富に入ったし、会社も当時としては運用組織の体をなしていた。相対的な「情報環境」は悪くなかったと思う。
しかし、この情報環境の優位性は、運用成果の優位性にはさっぱりつながっていなかったのだ。当時、この会社では、社内の管理システムを通じて、他のファンドマネージャーのポートフォリオを見ることが出来た。
すると、(1)親会社や自社のアナリスト情報を売買に活発に反映させ、(2)会議でも良く発言し概して社内評価が高い、(3)仕事へのモチベーションが高い真面目な、ファンドマネージャーの成績が、平均よりも悪いことに気づいた。
先輩達のポートフォリオを見て感じたことは、(1)集中投資よりも分散投資の方が好成績であること、(2)売買回転率の高いポートフォリオの成績が良くないこと、(3)市場で話題の銘柄、親会社が推奨している銘柄のリターンが市場平均並みかむしろ低いことなどであり、市場平均に積極的に勝ちに行くことが難しいことだという実感だった。
(1)親会社や自社のアナリスト情報を売買に活発に反映させ、(2)会議でも良く発言し概して社内評価が高い、(3)仕事へのモチベーションが高い真面目な、ファンドマネージャーの成績が、平均よりも悪いことに気づいた。
そうなのか ww 金融機関で働かないと見えてこない実情だと思うんですが、これは貴重な情報ですね・・・。
8割のファンドマネージャーが市場平均にリターンで劣ると、ウォール街のランダムウォーカーに書いていた記憶がありますが、やる気に溢れた真面目なファンドマネージャーほど成績が悪い、っていうのは衝撃ですね。。。いや、もはや喜劇かも。。。(ホントかな??)
インデックス投資を続けるモチベーションが上がってきましたね ww
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