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2月の残業時間は100時間越え | 残業減らすにはどうすればいい?

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チャンドラです。

 

自分の残業時間をカウントしているのですが2月の残業時間は102時間でした。私の場合残業代は45時間まで支払われるので、57時間はサービス残業ということになります。

日曜日に家でくつろいでいるとふと思いにふけることがあります。生産性向上とか働き方改革とか言われているこの時代に何故100時間も残業しているのだろうか、と。

 

以前、企業で残業がなくならない原因はグローバルな競争が原因だという記事を書きました。要は世界中の企業との競争に勝ち残るために、より安くて短納期なサービスを行う必要がありその結果労働時間が増えるという内容です。

大企業の働き方改革が中小企業にしわ寄せ | というよりグローバルな競争が原因だと思う

受注産業の場合、この短納期というのが曲者です。なぜなら納入するものが複雑であればあるほど人をたくさん投入しても解決できるわけではないからです。

例えば設備会社がある複雑な工業設備を短納期で納めるプロジェクトを受注したとします。その設備会社は仕事を受注するために少ない予算でやっと仕事をとりました。工業設備というのは非常に複雑なので、ある部品はメーカーAから、別の部分はメーカーBから、制御システムはベンダーCから買う、というふうに、設備が複雑であればあるほど他社との界面が増えていくわけです。下の絵がイメージです。

 

また工業設備というのは受注してから納入まで客との調整が延々と続きます。受注する前は細かい調整ができないからです。

細かい仕様を客(設備オーナー)と合意していくたびに、それをメーカーに伝えて部品をつくってもらいます。逆にメーカーから得た情報をもとに設備の仕様を固めていくこともします。設備オーナーがこんな設備にしたい、と言ってもメーカーができない、といえばそこでコンフリクトが起きます。そのようなコンフリクトを解決していきながらしかも決められた納期で設備を収めるのがこの設備会社の仕事です。

この設備会社はとても忙しいです。なぜなら客である設備オーナーや発注先のメーカーとの調整にとても時間がかかるからです。つまり他社との界面が多ければ多いほど調整が増えてその結果忙しくなるのです。

ではこの設備会社がメンバーの負担を減らすためにメンバーを増やすとどうなるでしょうか?確かにメンバーの負担は減りますが、メンバーの数を2倍に増やしてもメンバーの作業量は半分にはならないのです。なぜか? それはメンバー間の調整が発生するからです。

簡単な例を挙げます。これまで客とメーカーとの両方の調整をAさんがやっていたとします。Aさんは客との調整が忙しすぎるので、メーカーとの調整をBさんがやることにしました。するとAさんとBさんの間に情報の授受が発生するのです。客 – Aさん間の情報授受とBさん – メーカー間の情報授受は完全に切り離されているわけではありません。だから人を2倍にしても作業は半分にはならないのです。

では界面を減らすために、設備オーナーと設備会社と部品メーカー皆でオープンにやりとりすればいいではないか、となるかもしれませんが、それはできません。設備会社は設備オーナーからの要求を最小限に抑え、部品メーカーには安く発注して利益を得るのが仕事です。なんでもかんでも設備オーナーの要求を部品メーカーに横流ししていたら、部品メーカーから過大な仕様の部品を納められる可能性があります。だから設備メーカーは自社の利益を最大化できるように関係者と戦略的に調整するのです。

 

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以上に挙げたのは一例ですが、同じ例はIT企業や建設会社にもあてはまると思います。これらの企業も多くの企業と取引しながらITシステムを納めたり建物を建てたりするからです。

情報技術の発展のスピードは凄まじいですが、同時にビジネスのスピードもどんどん速くなっています。ビジネスのスピードが速くなるということは、もっともっと速くITシステムや工業設備などを納めるよう下請け企業は要求されていく、ということを意味します。そして発注先が複雑なものを短納期で要求すればするほど、下請け企業はそれに対応するためにもがきます。複雑な要求についていけないとか、納期が守れない、とは決して言えません。言ったら最後、今後仕事が来なくなるからです。だから下請け企業の社員は何が何でも期限内に終わらせるために必死に働くのです。

 

仕事を定時に終わらせて余った時間を有意義に過ごす。素晴らしい人生です。こんな人生を過ごすには上に書いたような状況でもうまく仕事をこなせる能力が必要です。それはたとえ他社との界面やメンバーとの界面が増えてもうまく意見をまとめられる能力、起きた問題をすぐに解決できる能力、客との議論に負けない交渉力、目的達成にむけてメンバーを自律的に動かせる統率力です。これらがなくて「問題が起きた、話がこじれた、スケジュールが遅れそう、どうしよう…」で悩んでいたら定時帰りは無理です。

 

私の残業時間が減るのも、まだまだ先のようです。

 

それでは。

 

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