資産運用

コロナ禍の株価暴落で狼狽売りしてなかったら

投稿日:2020年9月25日 更新日:




 

不安に駆られて資産を現金化した投資家というタイトルでバンガード社がレポートを出しています。

そのレポートによるとコロナ禍で米国株式指数が暴落した際にバンガード者で運用していた個人投資家のうち17%が資産を売却したと報告しています。

もっと多いのかと思っていたのですが、さすがはバンガードを選ぶ投資家、残りの87%の人たちは売らずに我慢して耐え抜いたんですね。

このレポートを見ていて面白いなぁと思ったのがレポートにあるグラフです。2020年2月19日時点でバンガードで投資し続けてきた投資家が、資産を売却したときのリターンと、仮に売却しなかった場合のリターンを比較したグラフ。

2/19とは暴落スタートした日付です。つまり下図の赤い矢印。

 

Sponsored Link



 

 

下のグラフが資産を売却したときのリターンと、仮に売却しなかった場合のリターンを比較したものです。

青:実際に売却したときのリターンをヒストグラムにしたもの

赤:売却せずにホールドしたときのリターンをヒストグラムにしたもの

グラフは下に行くほど見ている期間が2/19を起点に1か月、2ヵ月、3か月と変わります。

これを見ると分かる通り、時間が経つにつれて(つまり下のグラフに移るにつれて)赤いグラフが右側に移っていることが分かります。一方で青いグラフは変わりません。

これはつまり売らずに持っておけば、5月末にはほとんどの人が売ったときよりも高いリターンを出せたということです。

バンガード社曰く、資産を売ってしまった投資家のうち80%以上は、売らずに持っておけばより高いリターンをあげていたと分析しています。

5月末といえばS&P500が3,000ポイントなので、3,500まで上がった8月までもっていれば、ほとんどの投資家がより高いリターンをあげていたかもしれません。

 

Sponsored Link



 

売らずにもっておけというのは言うは易し行うは難しですが、こうやって数字で見せられるとなかなか説得力がありますね。

今回の大暴落は私の投資経験の中で初めてでしたが、売らずにホールドすることを学んだ良い経験になりました。

ところで、バンガード社によると資産を現金化した多くの個人投資家は12年以上バンガードに投資してきた50代半ばの人たちだったようです。

彼らの売ってしまった気持ちも分からないでもないんですよね。50代半ばといえば退職も近づいてくる年齢の人たちだと思います。

収入源である仕事がなくなる目前でコロナ禍で資産が吹っ飛ぶ恐怖は、まだ30代の私には想像もつかない恐怖なのかもしれません。もしくは嫁 or 夫から「頼むから株はもう売って現金化して」なんて泣きつかれて無念のうちに売ってしまった人もいるかもしれませんね。

株式資産をホールドし続けることの難しさが分かります。年を取れば取るほどに。

 

記事が役に立ったらクリックお願いします↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

-資産運用

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

リスクの時間分散効果というウソ。長期投資でリスクを低減できない理由。

  リスク資産は短期でもつよりも長期で持つ方がリスクが下がるという説明がされることがあります。これには色々議論があるようですが、私は間違いだと思っています。 長期投資でリスクが下がることを説 …

過去の米国S&P500に毎月5万円投資し続けた場合のリターン

  チャンドラです。   過去の米国S&P500に20年間投資していたらどれだけ利益を出せていたか計算してみました。毎月5万円を投資し続けた場合を考えます。   …

個人年金保険の年利はいくら? | 節税とクレカポイント込み | ニッセイ みらいのカタチの場合

  チャンドラです。   保険会社から加入を勧められる個人年金保険ですが、保険会社の営業おばちゃんは年利を教えてくれません。何故なら年利が低すぎることを分かっているからです。 私が …

リスクを取らないリスク

  著名なファンドマネージャーの堀古英司氏の「リスクを取らないリスク」からの引用。 私の所には投資に関するアドバイスを求める方が多く来られます。しかし私は、投資に関するアドバイスをさせて頂く …

運用益は過去最高に | 社畜の資産を公開 | 2020年8月末

  2020年8月の資産運用状況を公開します。   合計資産:35,588,860円 前月より192万円増加   総資産の推移: 2020年6月:  30,672,031 …

チャンドラです。

都内在住の30代サラリーマンです。このブログではインデックス投資の利点、運用成績、運用シミュレーションや金融工学の記事を公開していきます。

自己紹介は:こちら

お問い合わせは:こちら


にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ