チャンドラです。
私の勤めている企業はマイナーな日系企業ですが、世界的に見て超一流だと言われている企業の客と仕事をしています。
具体名は出せませんが、フォーチュン・グローバル500のトップテンに入るような外資系企業です。
なので私の会社にはエリート外国人が送りこまれてきて、彼らと日々ワイワイガヤガヤ仕事をしています。
そのような客と仕事をして感じる格差を書いてみます。
比べ物にならない待遇
まずは待遇です。給料は私たちの少なくとも2倍の給料をもらっています。残業は滅多にしません。
客は私の会社のオフィスに駐在するのですが、駐在期間中は家賃20万は余裕で超えるような高層マンションや戸建てに住みます。
出張は当然ビジネスクラスです。(私の会社の社員は下っ端は12時間以上のフライトでもエコノミー)
客のオフィスには美味しいコーヒーマシンが常備されてコーヒー飲み放題、お菓子・果物食べ放題。私たち日本人のオフィスにはもちろんコーヒーなどありません。熱湯ならありますが。
能力は高い
待遇が高いだけあって彼らの仕事の能力はとても高いです。駐在してくるのは大抵ベテランのエンジニアで、ある分野にメチャクチャ精通している人間が送り込まれてきます。
私たちは客との契約書をベースに仕事を進めていきますが、契約にあいまいな点があればその解釈をめぐって客と交渉していきます。あいまいな点を明らかにして自社に有利になるように進めていくのが客先対応の醍醐味なのですが、人の知識と能力はこの交渉の場でもろに表れます。日本人は真面目なので色々資料を作って説明しますが、客は論理的に流暢な英語で、色々な知識や経験をもとにああだこうだとまくし立てて反論してきます。
加えて自分たちに有利なように契約を作るのが上手い。私たちが契約書に書かれていないことはやらないことをよく知っているので、わざと色々な解釈が可能な書き方をして結局一番厳しい条件でやらせるとかは常套手段ですね。そして書面に残す文化が徹底しています。
如何に論理的に話し、論理的に書くのが大切かを実感させられます。
人柄がいい
能力の高い客のエンジニアはみな人柄がいいです。
外国人だからかもしれませんが、私の年齢が若いからと言って軽んじたりはしてきません。必ず話をしっかり聞いてしっかり答えてくれます。たまに約束をすっぽかしたり、何も決断しないような適当な客もいますが、概して対応はプロフェッショナルだと感じます。
私は外国人相手の仕事しかしたことがありませんが、日本人の客はエラそうで横暴らしいので、この点では客が外国人でよかったなーと心底感じます。殿様意識が強い日本の客と違って外国の客はドライですがフェアです。
まとめ
私が超一流企業の客と仕事をして感じたことを書いてみました。
彼らは日本人とは比べ物にならないほどの待遇を得ていますが、それに見合った能力を持っていて人柄もよく、対応はプロフェッショナルです。
相手にするには手強いですが、やりとりする中で英文レターの書き方 (Strong Writing)や交渉の進め方 (Powerful Speaking)を身に付けていけるのはラッキーですね。
それでは。
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