Capitalism without bankruptcy is like Christianity without hell.
アメリカの宇宙飛行士であり、航空会社のCEOも務めたフランク・ボーマンの言葉です。
破産と地獄は似ています。投資家にとって破産はなんとしても避けるべき恐怖の対象です。同様にキリスト教徒にとって死後に地獄に行くのは恐怖の対象。
投資家のハワード・マークス氏はこの言葉を引用して次のように述べています。ソースはこちら。
市場では、参加者が健全な形で損失を恐れるときに、最もうまく機能する。Fedや政府はそれを絶つようなことをするべきでない。
パンデミックとそれが引き起こす経済への影響なんて予想できる人間はいないんだから、政府が彼らの苦境を援助するのは合理的だ、という人たちがいる・・・
彼らは自分たちがリスクを無視していたことに何の罪の意識を感じていない。起こりえないと考えていることは、起きるものだ。投資家やビジネスマンは、起こりえないことが起こりえることを認めて、その結果に耐えなければならない・・・
なぜ予測不可能だという理由だけで、投資家たちが救済されるべきなのか、私には理解できない。
もし人々が不利益を被ったときに政府が自分たちを守ってくれると考えているなら、それはモラル・ハザードだ。人々は痛みから守られるだろう。だがそれは、悪い教訓だ。
パンデミックなんて予測不可能だから政府は自分を助けて当然だ、なんて甘えるなと。ちょっと厳しすぎる気もしますが、恐怖の対象となるイベントが起こりうることを受け入れ、それを健全に(=適切な形で)受け入れてリスクを管理しろ、というのは金言です。そういう意味でフランク・ボーマンの言葉は記憶しておいた方がよさそうです。言葉のリズムも格好いいですしね。
Capitalism without bankruptcy is like Christianity without hell.
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