企業への増税を掲げるバイデン氏が米大統領選に当選した場合、企業の収益がどれだけ減るかWSJの記事で分析されています。
バイデン氏は連邦法人税率の21%から28%への引き上げ、米国外での収益へのさらなる課税を提案しています。
引用:WSJ
バイデン氏が当選した場合、S&P500企業の平均的な収益減少は9%。それ以上に大きな減少が出ると試算されているのがコミュニケーション・セクター (12%)、一般消費財 (11%)、情報技術 (11%)です。
バイデン氏が増税を謳っているのは知っていましたが、セクターによっては10%以上増税されるとは知りませんでした。
時価総額ランキングトップに君臨するハイテク企業は増税の影響が大きいこれらのセクターに分類されるので収益に直撃しますね。
ハイテク企業への課税強化は経済学者スティグリッツ氏のプログレッシブ・キャピタリズムで紹介されています。スティグリッツ氏は歯に衣着せませんからねぇ ww
WSJではバイデン氏の当選によってセクターローテーションが起きる可能性も言及されています。増税が各セクターに与える影響に差が出るので、そのぶん金の流れが変わって今は株価が低いセクターが高くなるかもしれない。
面白くなってきましたね ww 本音を言うと、私はGAFAMの時価総額が他を圧倒している状態は健全ではないと思っています。やはり多くのセクターがまんべんなく成長してほしいんです。
太ももだけ超絶マッチョでそれ以外の部位は全部ガリガリとか嫌でしょ ww やはり必要なのはバランスです。
まあ、たとえセクターローテーションが起きて情報技術から他のセクターに資金が移っても、S&P500に投資しとけば結果はさほど変わらないと思ってますが ww
かつてウォーレン・バフェットは、企業が利益を確実に維持したければ、参入障壁となる堀で周囲を囲い、新規参入企業との競争ににより利益が損なわれないようにするのがいちばんいいと述べた。実際アメリカでは、きわめて収益性の高い最新の「イノベーション」として、この堀を作り、広げる能力、その結果手に入れた市場支配力を利用する能力を高めるイノベーションが生み出されている・・・