「バビロンの大富豪」は富を増やす不変の法則を紹介しています。
1920年に出版された本書は、今でも多くの人々に愛読されている名著です。
バビロンの大富豪は、富を増やす黄金の七つの知恵を紹介しています。
(1) まず財布を太らせろ
(2) その出費は必要か考えろ
(3) 貯めたお金は寝かすな、増やせ
(4) 財産を損失から守れ
(5) 自分の家を持て
(6) 老後に備えて資金を準備しろ
(7) もっと稼げる能力・スキルを身に付けろ
この7つの知恵を見ていきます。
最後に7つの知恵を社畜としてどのように実践していくか、私の結論を提示します。
(1)と(3)は一言で言い換えることが出来ます。
給料は天引きして投資して運用しろ
バビロンの大富豪では(1)を実践する例として「財布に十枚のコインを入れたなら、使うのは九枚まででやめておく」を挙げています。これは給料から一定金額を天引きして貯金しろ、と言い換えることができますね。
(3)に関してはバビロンの大富豪は、かなり含蓄のある言葉で伝えています。「人間にとって財産とは、財布の中にある現金ではない。・・・金の流れこそが財産なのです。」
つまり(1)と(3)をまとめると、給料天引きして貯めたお金を、お金を増やす投資先に投資して運用しろ、ということになるわけです。
(2)について「金を使うときには、それが百パーセント使う価値があるものではなければらなない」と説明しています。もっと簡単に言えば、
よく考えて物を買え
(4)については「どの分野に投資するにしても、必ずつきまとう危険性について、良く調べろ」と説明しています。今風に言えばリスク管理しろということです。言い換えると、
分散投資しろ
(6)については「少額の金でも定期的に積み立てて収益を得ることで、年老いて必要なん金と家族を守るための蓄えを用意すべし」と説明しています。これを言い換えると、
お金を長期で積み立てろ
(7)については「人は誰でも自らの技量を高め、相手の求めによりよく応じられるよう努力するべきだ。そうすることで稼ぎを増やすことができる」と説明しています。つまり、
仕事に打ち込み、学び、稼ぐ力を身に付けろ
というわけで、黄金知恵を実践する方法をまとめると、
スキルを身に付けて稼ぎを増やし、
無駄な買い物は避け、
給料は天引きして、
収益が見込める複数のものに長期で積み立て投資せよ
ということになりますね。
この「収益が見込める複数のもの」こそ、海外株式インデックスだと私は解釈しています。
米国や新興国は長期的に見れば経済成長しているし、インデックス(株式指数)に投資することで分散効果が生まれますからね。
ところで、(5)を解説していませんでした。
(5)の「自分の家を持て」は個人的には賛成していません。大きな負債をかかえることになるからです。
バビロンの大富豪では「バビロン市内には使われていない土地がたくさんあり、手ごろな低価格で購入できる・・・数年もすれば家を買うための謝金も返済できる・・・」と言っています。
バビロン市内の土地の値段は知りませんが、現代の特に都心では、住宅価格が高すぎるし数年で返済はとても難しいので、簡単に「家を買う」という結論にはなりにくいですからね。たとえ家を買っても出費は免れません。固定資産税やリフォームの出費ですね。
というわけで、
「バビロンの大富豪」の黄金の7つの知恵の実践方法を社畜の私の解釈で再度まとめると、
会社にクビを切られないようスキル向上に努め、
残業しまくって残業代を稼ぎ、
買い物するときは、それが必要か自問自答を怠らず、
全ての収入はSBI証券口座にぶちこみ、
米国S&P500と全世界株式に長期積立投資
もっと高みを目指したい方は、
「会社にクビを切られないようスキル向上」を「転職して給料アップを目指す」、
「残業しまくって残業代を稼ぐ」を「定時で帰って副業で稼ぐ」、
「インデックス投資」を「より収益が見込める個別株に投資」
と言い換えると良いでしょう。
私にはそんな能力ないので ww
ここまで読んだ方は、もう「バビロンの大富豪」を読む必要はないでしょう。
それでも読んでみたいという方はどうぞ。Amazon Prime会員なら無料で読めますよ。
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