サラリーマンが会社で意思決定しようとすれば、そこでは様々な壁が立ちはだかります。
こんなものを新しく買ってオフィスに配備しようと提案しても、相手に費用対効果が理解されなければ採用されません。こんな新しい事業を立ち上げようと提案しても、様々な階層でレビューを受けて承認されなければ水の泡です。
理由は単純で、会社のリソースを使うから。会社で何か新しいことをやろうとすると、会社の金や従業員の労働力を使ってやることになります。だから意思決定に時間がかかるし、そもそも採用を検討することすら余計な仕事と捉えられて良い顔をされない。
ところが自分の金を使って何かするのは完全に自由です。当たり前の事ですが、この「完全に自由」という点が重要だと思っています。
自由ということは誰からも制約されないということを意味するだけではありません。自由ということは、自分がもっている知識やスキルをフル活用して意思決定できるということです。学生時代に学んだこと、社会人になって学んだこと、会社での実務で学んだこと、他人の成功・失敗体験、見たり聞いたりしたこと全てを活用して意思決定できる。
資産運用はまさに、自分が過去に積み上げてきた知識・スキル・金を組み合わせて自由に意思決定できる格好の対象だと言えます。何に、いつ、いくらの金を、どれくらいの期間運用するのが自分にとって物理的・精神的負担が少ない範囲で、資産を最大化できるか?
そこに正解はなく、本、ネット記事、ブログ、知り合いの話、証券会社の営業屋の話、言ってることや書いていることは玉石混合で、その中から自分が正しいと思うものを選ぶか自分独自の投資方法を作り出して、投資を実行する。
日々推移する資産価格を見るもよし見ないもよし。追加投資するも売却するも完全に個人の自由。成功すれば資産が増やせるし失敗すれば資産は減る。資産が増えたところで他人に分け前を与える必要もにないし、資産が減ったところで他人への説明責任もない。
こんなに、完全なる自由のもとで、自分が学んだことをフル活用して、誰にも干渉されず、金を自由に動かせることは他にないでしょう。しかもそれが低コストでできる環境が揃っているんです。資産運用は素晴らしい。そう、思っています。
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