金融工学

過去35年のアセットクラスでは新興国株と米国株が優秀。

投稿日:2020年12月17日 更新日:




 

Visual Capitalistの記事に1985年~2020年の35年間における各アセットクラスの年率リターンが紹介されています。

この記事は株に限らず色々なリスク資産のデータを載せているのでかなり参考になります。リスクとリターンを載せた部分だけ抜粋。

 

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もちろんリターンが大きい方が高い利益を得る事ができるのですが、投資効率を測る指標としてよく使われるシャープレシオ (リターン÷リスク)も知りたいところです。シャープレシオを計算してみたかったので私の方でまとめなおしたのが下の表。(正しい計算方法はリターンをリスクで割る前に無リスク資産の利子率を引くのですが、利子率はゼロと仮定しています。)

どのアセットクラスが好ましいかと言えば、シャープレシオとリターンの両方が大きいものです。上の散布図でいえば、原点から遠ければ遠い場所にある点がそれに該当します。

というわけで、原点からの距離を示したのが上の表の”Distance”の列です。これを見ると分かる通り、新興国株 > 米国大型株 > 米国小型株・・・となります。他のアセットクラスはもはや興味がないので、「距離」の上位3つのデータを再掲したのが下の表です。

先進国株式のリターンは「距離」のランクでは5位で奮いませんでしたね。理由はリスク (標準偏差)が大きいために、シャープレシオが小さくなったためです。

ちなみに私は米国S&P500を分析する際にはリスク7%、リターン20%で計算します。そのデータは過去80年のデータから出したものです。今回の米国大型株のリスク・リターンは過去35年からはじき出したもので、それぞれ9.6%、16.1%。若干のずれはあるものの、まあまあ近いことは分かります。

 

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投資で過去のリスクとリターンで分析することに批判があるが、そこは割り切るしかないと思う理由

 

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