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将来ノーベル賞は中国で増え、日本は減ると思う

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チャンドラです。

 

ノーベル賞は物理・化学・医学などの分野で傑出した功績を残した人に授与される、最も権威がある賞です。

日本人はこれまで26人が受賞し、受賞者数は世界第6位で上位に位置しています。

ですが、今後は日本人受賞者は減り、代わりに中国でノーベル賞受賞者が増えていくと予想しています。

 

私は学生時代に物理工学を専攻していました。物質内部のナノスケールで起きる物理現象を研究していました。大学名は伏せますが、旧帝国大学のどれかです。

なんとか1本の論文を応用物理学の国際誌に載せて修士課程を卒業しましたが、研究のときに感じたのは中国人研究者たちの際立った存在感でした。

私は修士課程で卒業しましたが、多くの中国人留学生は博士課程に残って研究を続けていました。他にも博士課程から入学してきた留学生も数多くいました。彼らの一部は英語のプレゼンがメチャクチャ上手い学生や数学がメチャクチャ得意な学生も多くいました。「なんなんだこいつは?」と舌を巻くレベルでした。

論文を書く際は他の研究機関が発行している論文を読んだり引用したりするのですが、中国の大学の論文は質が高いものが多かったです。そして欧米の大学の論文を読んでも、First Author (第一執筆者)は中国人である場合が多く、ChangさんとかWangさんとか、Leeさんとかでした。おそらく多くの中国人留学生が世界各国の研究機関に留学して論文を書きまくっているのだと思います。中国人研究者の存在感が確実に高まっていることが分かります。

 

近年の自然科学の研究にはとにかく金がかかります。物理の分野で素粒子の研究をしようと思えば、大規模な加速器を建設する必要があるし、施設を動かすのにも多額の費用がかかります。とにかく金がないと基礎研究はできないのです。

また研究に金がかかるということは複数の研究機関が協力して研究を行うのですが、そのときに研究者が留学先でネットワークを広げることで、より質の高い情報にアクセスできるチャンスが広がるのです。

 

中国本土や中国人留学生には優秀な人間が山ほどいるわけで、トップダウンの中国政府が基礎研究に多額の金を出すような環境が整えば、中国人のノーベル賞受賞者はこれからどんどん出てくると思います。

では日本はどうかというと、博士課程進学率も低いし、研究開発費も横ばいです。優秀な人間の数は中国にはかなわないので、これからのノーベル賞は中国にもっていかれるでしょう。

日本人のノーベル賞受賞者の報道が出ると、お決まりのように中国の反応を伺う記事が出ますが、こんなものを読んでもクソの役にも立ちません。中国のノーベル賞受賞者が今後どんどん増えていくことは、間違いないのです。

 

「じゃあ、おまえが大学残ってガンガン研究しろや」と言われそうです。実はその道も考えたことがあるのですが、けっきょくは民間企業への就職を選びました。

博士課程に進んでも給料もらえません。おまけに卒業後にポストがなければ職につくこともできません。人よりちょっと専門知識があるとか、人よりちょっと研究が好きとか、そういう理由で博士課程に進むのは自殺行為なのです。

それでは。

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