金融工学

投資比率100-年齢でリスク・リターンはどう変わるか?

投稿日:2021年11月30日 更新日:




 

リスク資産にどれだけ投資すればよいか?に100-年齢の法則があります。

例えば30歳なら現金を30%、リスク資産を70%もつというもの。

数字はともかくとして、この法則に素直に従えば年取ったときにリスク資産の比率を下げて暴落による資産激減を避けることができるので感覚的には使えそうです。なによりも覚えやすいというメリットがります。

ところでこの法則にした従うとポートフォリオのリスクとリターンってどう変わるのか?

仮にS&P500と現金だけをポートフォリオに入れるとしましょうか。S&P500ならリスク20%・リターン7%。これがどう変わるのか?

米国S&P500を平均リターン7%・リスク20%の幾何ブラウン運動でモデル化する理由

 

Sponsored Link



 

現金とS&P500の相関関係はゼロ。これらの比率を変えるとリスク・リターン上では原点とS&P500の点を結んだ線上でポートフォリオのリスク・リターンが変化していきます。

投資を30歳から開始して60歳まで終えるとするとリスク・リターンは青い矢印に従って変化します。

30歳:リスク14%、リターン5%

60歳:リスク8%、リターン3%

現金を含めたポートフォリオ全体のリスクはこの30年間で14%から8%まで下がることが分かりました。

で?って感じですね。14%から8%まで下がってどうなるの?と。

リスクが14%とか8%とか言われてもピンとこないですよね。そんなときこそ元本割れ確率です。

例えば1000万円もってるとします。法則によれば30歳では現金300万円・株式700万円。60歳では現金600万円・株式400万円。

その1000万円が減る確率が何%なのかを計算すればリスク定価の度合いを実感できます。その計算は別記事で。

「損失回避の法則」に従えば投資はリスクより元本割れ確率で議論した方が分かりやすい

 

Twitterでブログ記事の更新通知を受け取れます:

 

記事が役に立ったらクリックお願いします↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

-金融工学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

レバレッジ3倍SPXLに投資するなら最大5年にするべきだと考える理由。ただし元本割れリスクは高い。

  米国S&P500の最適なレバレッジは1.75倍であることは前回の記事ですでに紹介しました。1.75倍以上のレバレッジをかけると時間とともにリターンの中央値が小さくなるためです。 …

レイ・ダリオのオールウェザー・ポートフォリオでボラテリティをガッツリ下げる。

  レイ・ダリオ氏のオールウェザー・ポートフォリオ。詳細は書籍「世界のエリート投資家は何を考えているのか?」に紹介されています。 世界のエリート投資家は何を考えているのか、何を見て動くのか【 …

「インデックス投資が最適な投資法」はなぜ胡散臭く聞こえるのか?

  「インデックス投資は最適な投資法」というのは金融系の本なり雑誌なりを開けばよく書いてある文言です。 「その通り!」という人もいれば「他にもっといい方法がある!」という考え方もあります。 …

S&P500リターンの確率分布から分かるリターン5倍以上の確率。

  前記事からの続きです。 S&P500指数がリスク20%・リターン7%の幾何ブラウン運動に従うと仮定、その際のリターンの確率分布は下の通りです。 確率分布の形は分かったと。ではリターンが2 …

S&P500の中央値はどう変化するか?幾何ブラウン運動による中央値の変化。

  過去記事では資産の推移を計算するときに平均値を使うのはミスリードする可能性があると紹介しました。 じゃあ、平均値ってなんぞや?要は資産価格は平均値の周りにぐにゃーと広がるように分布をもつ …

チャンドラです。

都内在住の30代前半サラリーマンです。このブログではインデックス投資の利点、運用成績、運用シミュレーションや金融工学の記事を公開していきます。

メディアインタビュー記事:こちら

投資運用成績は:こちら

投資を始めた理由は:こちら

お問い合わせは:こちら


にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ