バンガード社が出しているレポート (Vanguard economic and market outlook)(リンク)で、今後10年の株式リターン予想値が紹介されています。
米国の中央値は約6%ですが、米国除いた世界株は8.5%。しかもボラテリティは18%程度と両者はほとんど変わりません。
バンガード社は予測モデル (VCCM)でリターンをシミュレーションした結果を公開しています。その結果のスクショが下のグラフです。点線が予想の中央値、灰色のエリアが25=75%パーセンタイル、実線が実際の値。
これによると、2017年以降のリターンは米国が予想以上に高く、世界株が予想以上に低かったことが分かります。
世界株 (米国除き)の中央値8.4%に赤線を引っ張って米国のグラフと重ね合わせてみました。これ見ると、米国株の予想値がだいぶ低いことが分かります。米国の75%パーセンタイルよりも世界株の中央値の方が高い。
米国株 or 世界株どっちに投資すべきか?というのはよく挙がる話題ですが、バンガード社によると世界株 (米国除)が米国株に比べてリターンは高く、しかもボラテリティは変わらない、と予想しているのが意外でした。
バンガード好きにはボーグル氏の本を推奨。
参考記事: